よくあるご質問
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よくあるご質問
FAQ
よく頂くご質問・回答集を
紹介しております。
熱中症について
- 熱中症とは?
- 日射病や熱射病などの総称です。
熱中症とは、体温が上昇することで、体内の水分や塩分が低下し脳への血流も不足してその機能まで低下してしまう状態です。
発見と手当が早ければ軽症で済むが、「熱射病」のように重症化すると、頭痛・嘔吐・めまい・だるさを感じたり、さらにひどくなると意識障害を起こすこともあります。 - 塩分補給のポイント
:塩分補給 - 熱中症対策には、水分と塩分の補給をすることが常識となっていますが日常生活でジワジワ汗をかく分には食事で十分に塩分がとれています。そのため日常生活での脱水予防には、水分をこまめに補給することで充分なのです。逆に運動や屋外で作業をする場合には、大量の汗をかくとともに汗腺における塩分の再吸収が間に合わず、大量の塩分を失ってしまうので適度な塩分も摂取することが必要となります。適量が一番難しいことですね。
- 日常の水分補給の
ポイントは? - 水分を摂ることを「習慣」にする!(難しいことですね)
飲むタイミング、量とは就寝と起床時、入浴の前中後、食事に付け加える等で150~200ml(コップ一杯)程度の量が望ましいと言われています。飲み物の温度や組成はどのようなものでもOKです。
運動時の水分補給のポイントは「乾いたな」と思う前に飲む!(これも難しいことですね)
飲むタイミング、量は運動前であれば運動直前(30分前くらい)に250~500mlを数回に分けて飲みましょう。運動中であれば20分前後(15~30分)毎に、1回に1口~200ml程度の量で、運動後は運動直後から食事での食べ物も含め就寝前までに体重減少分を補える量を分けて飲むのが望ましいとされます。飲み物の温度は常温もしくは5~15℃に冷やしたもので、組成は運動中であれば塩分濃度0.1~0.2%、糖度3~5%のものがいいでしょう。
*糖度が5%を超えると水分の吸収率が悪くなります。市販のスポーツドリンクなどの場合糖分濃度を確認し、水で薄めて飲むと吸収がはやくなります。 - 暑さに強くなる方法は
ありますか? - 暑さに強い体とは汗をかきやすく、体温が上がりにくい体のことですね。効果的に暑さに強くなる方法としては運動後に牛乳などのたんぱく質を含む飲料を飲むことが重要です。運動後にたんぱく質をとるとアルブミンが合成されます。アルブミンには水分を保持する働きがあるため、血液中にアルブミンが増えると水分が引き込まれ血液量が増えます。
血液は汗の材料でもあるため、血液量が増えると、汗をかきやすくなったり、皮膚血流の増加による熱放散をしやすくなり、体温が上がりにくい体になるのです。そのため運動後にたんぱく質をとることが望ましいといえます。早歩き30分の後、牛乳300ml飲むと効果的であるともいわれています。
骨粗鬆症について
- 骨粗鬆症とは何ですか?
- 『骨粗鬆症』とは骨に含まれるカルシウムなどの量(骨量)が減ることにより、骨がもろく折れやすくなる病気です。骨量が減少すると、骨の内部に軽石やヘチマのようなスポンジ状の小さな孔が多数開いてスカスカになってしまい、転んだ拍子に手首や太ももの骨が簡単に折れたり、腰や背中が慢性的に痛むようになります。老人が寝たきりになってしまうのも骨粗鬆症による骨折が原因である場合が少なくありません。
主に閉経後の女性や高齢者の男性にみられる症状ですが、栄養失調や運動不足、副腎ステロイド剤などの影響で若いうちに掛かってしまう場合もあります。現在、日本には1000万人以上の骨粗鬆症患者がいると推定されています。 - 骨粗鬆症は
どうして起こるの? - 以下の5つの原因が考えられます。
①加齢による骨量の減少
②カルシウムの摂取不足
③女性ホルモンの欠乏
④ビタミンD不足
⑤その他
喫煙、飲酒、カフェイン、食塩、糖分の取りすぎもカルシウムの吸収を減らします。
■ご自分の骨粗鬆症になりやすさをチェックしてみましょう。
☆骨粗鬆症の危険度チェック☆
①女性である
②家族や親戚に骨粗鬆症の人がいる
③やせている
④からだを動かすことがきらい
⑤生理がはやく(45歳までに)なくなった
⑥卵巣の手術をした
⑦糖尿病である
⑧過度のダイエットの経験がある
⑨牛乳がきらい
⑩タバコ、お酒、カフェインをよく飲む
*2~3つあれば骨粗鬆症にもっと関心を持ってほしいと思います。4つ以上あれば要注意で機会があれば骨診断を受診してください。 - 骨粗鬆症の症状には
どんなものがありますか? - ■軽度の場合
・立ち上がるときに背中や腰が痛む
・物を持つ時に背中や腰が痛む
・背中や腰が曲がり始め、身長が縮んできた
■重度の場合
・背中や腰の痛みが激しく、寝込む状態になってしまう
・転んだだけでも骨折してしまう
・背中や腰の曲がりが激しい
・身長の縮みが激しい - 骨粗鬆症はどうしたら
防げるの? - ①カルシウムを含む食品をたくさん食べましょう
成人におけるカルシウムの1日所要量は600mgとされていますが、成長期の若い人、閉経を迎えた人、また、これを過ぎて骨粗鬆症の危険度が高い人は1000~1500mgが必要です。
*カルシウムを多く含む食品→牛乳、乳製品、小魚、大豆製品、野菜、海藻など
②腸でのカルシウムの吸収を良くしましょう
・ビタミンDを取る:カツオ、マグロ、アジ、レバー、バター、たまご、椎茸など
・適度な日光浴もしましょう
・喫煙、飲酒を控える
・ストレスを溜めない
③定期的に運動をしましょう
食事でカルシウムを吸収しても、適度に運動して骨に力を加えないとカルシウムは骨に吸収されません
④無理なダイエットはしない
無理なダイエットはカルシウム摂取を少なくするばかりでなく、女性のホルモンバランスを狂わせ、月経不順や無月経を起こす原因となります。その結果、若い女性の骨が閉経後の女性のようにスカスカな状態となり、骨粗鬆症になりやすくなっています。栄養のバランスを考えないで食事の量を急に減らすようなダイエットはやめましょうね。
ピロリ菌(ヘリコバクタ・ピロリ)について
- ピロリ菌(ヘリコバクタ・
ピロリ)って何ですか? - ピロリ菌は胃の粘膜に生息しているらせんの形をした細菌です。この細菌は、一方の端に鞭毛と呼ばれる毛が4~8本付いていて活発に運動しています。胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていましたが、さまざまな研究からピロリ菌が胃潰瘍などの病気に深く関わっていることが明らかになりました。
- どのようにしてピロリ菌に
感染するのですか? - 感染経路はまだはっきりとわかっていませんが、口からの感染(経口感染)が大部分であろうと考えられています。
また、ピロリ菌の感染率は衛生環境と関係していると考えられており、上下水道が十分普及していなかった世代の人で高い感染率となっています。 - ピロリ菌は
やっつけられるの? - 胃潰瘍・十二指腸潰瘍の患者さんに対し検査を行ない、ピロリ菌がいることを確かめてから治療を行ないます。ピロリ菌の除菌療法とは2種類の抗生剤と胃酸を抑えるお薬の3種類からなり、1週間毎日服用することで治療を行ないます。
ピロリ菌の検査はとても簡単です。検査用のお薬を飲み一定時間経過した後にバッグに息を吹き込むだけの検査で、所要時間は約20分です。ピロリ菌の除菌に関して詳しくお知りになりたい方はご相談くださいね。
生活習慣病について
- 生活習慣病って何ですか?
- 糖尿病・高脂血症・高血圧・肥満・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・ガン・骨粗鬆症など、主に食生活や運動といった生活習慣に関連の深い病態を総称して「生活習慣病」と呼んでいます。心筋梗塞・脳卒中・ガンといった三大生活習慣病で死因の60%を占めています。生活習慣病の「早期発見・早期治療」で「元気で長生き」が可能になります。 一概に生活習慣病といっても、色々な病気を総称した言葉なんですね。
- 最近、メタボリック症候群
という言葉をテレビなどで
よく言われていますが、
どんな病気なのですか? - 「メタボリック症候群」とは、①肥満を基本として、②高血糖、③高血圧、④脂質代謝異常、がそれぞれ軽度でも動脈硬化の危険性が数倍になる、という新しい疾患概念のことです。以下に診断基準を掲示しておきます。
①肥満:ウエスト径で測定します。
男性85cm以上、女性90cm以上
②空腹時血糖:110mg/dl以上
③血圧:130以上 / 85以上
④脂質:中性脂肪高値 150mg/dl以上、低HDL血症(善玉)40mg/dl以下
上記①に加え、①~④のうち2項目以上で診断します。
肥満がメタボリックシンドロームの大きな原因です。ウエスト径の基準をもっと厳しくする意見もあり、将来的にメタボリック症候群の患者さんは増加するものと思われます。
健診結果をもう一度見直してみて、自分がメタボリック症候群に足を踏み入れていないか確認してくださいね。
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